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ほんとうのことを知るのがなぜ難しい?

診療関連死の中立的原因分析と再発防止に関する研究 シンポジウム
― 医療事故における行政指導と再教育 ―
厚生労働科研本班研究報告


日時:2013年2月23日(土)13:30〜17:00
場所:東京大学 伊藤国際学術研究センター

<趣旨>
厚 生労働省科学研究 地域医療基盤開発研究推進研究事業(研究代表者:本眞一)では2011年度から2年間、診療関連死の中立的原因分析と再発防止に関し、特に医療事故後に おける行政処分と再教育について議論を重ねて参りました。診療関連死の真相究明は、被害者・遺族のみならず医療関係者全体の願いであり、再発防止について は医療事故に関連した施設の改善並びに医療者の再教育は必須の作業です。

本シンポジウムでは様々な立場の方々にお話いただき、各々の立場からの適切な施設の改善、ならびに医療者の再教育の在り方を提言するととともに、実現性のある新しい制度構築を目指して参りたいと考えております。

T 医療事故における行政指導と再教育の提言
13:30 〜 14:20 司会 本 眞一

@)医療事故真相究明・再発防止のための基本的な考え方(15分) 樋口 範雄
A)再教育を主体とした新たな制度(15分) 宮田 哲郎
B)システムエラーに対する処置について(10分) 畑中 綾子
C)再教育制度の望ましいあり方(10分) 種田 憲一郎

U 新しい制度構築のための具体的模索
14:20 〜 15:40 司会 山口 徹

@)アメリカにおける制度 (15分) 南立 宏一郎
A)ヨーロッパにおける制度(15分) 小館 尚文
B)法律論からの解釈(15分) 児玉 安司
C)患者の立場から(10分) 永井 裕之
D)マスコミの立場から (15分) 前村 聡
E)厚生労働省の立場から(10分) 宮本 哲也
F)特別発言(10分) Robert B. Leflar

15:50 〜 16:10 質疑応答

16:10 〜 16:20 休 憩

V.総合討論
16:20 〜 17:00 司会 本 眞一

17:20 〜 19:00 懇 親 会

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「うそをつかないでくれ!」                   2006.4.15

                       『医療の良心を守る市民の会』 副代表

         新葛飾病院 院長 清水 陽一

1.私の病院では、私が院長になってから「うそをつかない医療」を実践しています。

新入医局員には、けして「患者さん、ご家族にうそをついてはいけない」と書かれている冊子を渡し、診療録にうそが書いていないのだから、診療録はいつでもお見せするよう指導しています。

30 年以上医業に携わっているといかに医療の中では「うそ」をつくことが当たり前になっているかを思い知ります。まるで政治の世界と同じです。それもたちが悪 いことに患者のために「うそ」をついているという傲慢な医者もいます。確かにときには真実を語ることが辛いこともあります。しかし「うそ」は結局患者さん を傷つけることになります。

2. 25年前より患者側の弁護士に依頼され、鑑定意見書を書くようになりました。原告(患者側)、弁護士とも素人、裁判官も素人、被告(病院)は専門家のた め、輸血ミスのような明白な事例はよいのですが、専門性が問われるような事例では被告の陳述、病院側の意見書の中には堂々とうそが語られていることあるこ とに、驚きあきれ、怒りがこみあげてきます。

裁判官も鑑定意見書に依存する傾向があり、弁護士の書かれた内容や話すことを信用していないような気もします。何かといえば協力医に意見書を書いてもらいなさいというようです。従って一審、二審で反論するために5通もの意見書を書いたことが2度もあります。

本来病院や医者は企業以上に「隠すな、ごまかすな、逃げるな」の3原則を守ることが大切です。にもかかわらず、生命を預かる病院や医者が、この3原則を踏みにじっている姿に悲しくなってしまいます。このようななかで裁判所に公平な判断をもとめるのは私だけではないでしょう。

しかしこの間私たちを不安に陥れるような判決が続いてだされました。

3.ひとつは先日の杏林大学の医療事故に対する刑事事件の判決です。判決で診療に過失があり、カルテの改ざんがあると指摘しているにもかかわらず、簡単にいえば診療はでたらめであったと述べているにもかかわらず、無罪ということでした。

現在の法律では過失があっても、カルテを改ざんしても刑法上罪がないということです。ドイツではカルテの改ざんは刑法上の罪に当たるため、ありえないとのことでした。   

さ らに日本では病院側の意見書にも考えられないような「うそ、ごまかし」があります。ドイツでは医師職業裁判所では鑑定意見書も俎上にかけられ、問題があれ ばペナルティーがあるそうです。被告医者は過失もカルテの改ざんもないと居直っています。さらに病院は判決が誤っていると主張しています。どうして素直に 判決の指摘を受け入れないのでしょうか。医師職業裁判所があればこの医者は免許剥奪、病院は業務停止でしょう。

   日本医大の事件では、自分の病院で働く医療従事者が患者さんに過失を謝ることを名誉毀損としました。彼は患者さんご遺族に自分たちが過失をおかしたと泣 いて謝罪したということです。これを取り上げたのは新聞社です。にもかかわらず彼のみが大学の名誉を傷つけたということで告訴され、一審、二審とも敗訴し ました。この判決には大いなる疑問があります。一つは手術中の過失の認定です。もう一つは謝罪が名誉毀損にあたるかということです。謝罪というのは病院の 許可を得ないとできないのでしょうか。病院長の私にはまったく理解できません。私は自分の病院で「うそ」をつくな、間違いを犯したら謝罪しなさい、私も一 緒に謝ると常日頃話します。むしろ隠したら私が告発しますよと言います。病院が不利(?)になると認定したら、告訴するという暗黒を許してはなりません。

4.どうして本当のことを話すことが、罪になるのでしょうか。どうしてこれが裁判になるでしょうか、私には理解できません。いやな世の中です。こんな時代ですから、みなで真実を語る人を守りましょう。

  今日はみなで語り、患者と医療従事者の溝をどうしたら埋めることができるか考え、行動する日としましょう。」

 

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